紫外線(UV)による水処理と殺菌

紫外線による、環境に優しい省エネの水処理と殺菌は、バラスト水、工業プロセス水、飲料水、都市下水、水産養殖、農業、園芸用の水に適用されています。

紫外線(UV)による水処理と殺菌

高エネルギーの紫外線による水処理と抗菌は、100年以上前に確立された環境にやさしい方法です。塩素やオゾンなどの薬品は使用しません。

紫外線ランプは、細菌、ウイルスなどの微生物を取り除き、健康に有害な化学物質の分解に役立っています。

紫外線による水の処理は、水の匂いや味に影響を与えません。

紫外線ランプによる水処理の特徴

  • プロセス面:
    • 処理時間が短い
    • 耐塩素性の菌に対して効果的
    • 化学薬品は使用しない
    • 味覚や臭いへの影響はない
    • 環境汚染はない
  • 運用面:
    • 取り扱いが簡単
    • メンテナンス頻度が低い
    • 運用コストが非常に低い

 バラスト水処理

 飲料水の紫外線殺菌

  • 工業プロセス水処理
    • すすぎおよび洗浄プロセス
    • 飲料および食品産業における生産プロセス
    • 化粧品、化学、自動車産業の生産プロセス
    • 石油掘削基地での注入水
    • 半導体産業の生産プロセス
  • 都市下水および工業廃水の処理
    都市の下水や医薬品の残留物や化学物質で汚染された工業廃水は、自然環境に戻す前に処理、殺菌する必要があります。この紫外線による処理、殺菌は、川、湖、地下水を保護するために、したがって公衆衛生を保護するために必要です。
  • 水産養殖用水の処理
    流水または静水中での魚、ムール貝、カニ、植物の管理下での養殖では、水は閉鎖循環方式で処理することができます。これにより、外部環境の影響にから、養殖システムは分離され、水の節約も可能です。
  • 農業用水の処理
    農業は温室や作物の成長過程で大量の水を使用します。病原菌は、仕切られた水田や用水路などの灌漑水で容易に発生します。この水が再利用される場合、病原菌は灌漑システム全体に広がる可能性があり、作物の成長と農業従事者の健康に悪影響を及ぼします。このため、農業用水のUV殺菌によって、豊作を確かなものにし、農業従事者の安全を確保できます。