UV(紫外線)硬化による光ファイバーの線引き、カラーリング、リボン、最終ファイバーケーブルの製造

光ファイバー製造では、ファイバーの線引き工程、カラーリング工程、リボン工程、最終のファイバーケーブル製造工程において、高速のUV硬化プロセスが用いられています。

Optical fiber coating with UV light

ファイバー製造工程では、コーティングやインキの高速のUV硬化速度(最大2500m/min)、プロセスの一貫性を生かしています。

UV硬化コーティングは、ファイバーの保護や、柔軟性、強度を付与します。UVインキによって、光ファイバーが色で塗り分けられ、特に、複数のケーブルの製造で起こるケーブルのゲルによって発生する分解に対してファイバーを保護します。リボンマトリックス材料は、UV硬化ポリマーからできており、複数の光ファイバーを封入し、リボンケーブルを作成します。最後に、UVインキを用いて、光ファイバーケーブルに、識別するためのマーキングを行います。

UV硬化の特長

  • 数秒でコーティングの硬化が可能
  • 溶剤は使用しない
  • 生産性が高い
  • UV照射によって硬化される材料は特に耐久性、耐傷付き性、対磨耗性に優れている
  • 低エネルギーおよび短時間でのプロセス

用途

光ファイバー向けのUV硬化アプリケーション
  • 光ファイバー線引き工程でのコーティング
  • 識別のための光ファイバーのカラーリング
  • リボンケーブル用のUV硬化型ポリマーマトリックスによる複数のファイバーの封止
  • 光ファイバーケーブルの外被用のインクジェットマーキング
  • 引き抜き成型複合材料、FRP、強度部材ロッド硬化