赤外線ヒーターによる
ガラスのコート乾燥

自動車窓ガラスへのスクリーン印刷、鏡の裏面コーティング、装飾用ガラスの塗装は、表面に光沢がなければなりません。赤外線ヒーターを使用することで、様々なガラスコーティングをインラインで確実に乾燥させることができます。

赤外線の光は素材に浸透し、塗膜の内部から表面まで乾燥させます。

その結果、優れた表面品質が得られます。

熱風乾燥と比較すると、時間の短縮、スペースの縮小、エネルギーの節約になります。特に、塗料やインクの乾燥、ガラスへの印刷など、エネルギーを大量に消費すプロセスでは、 QRC® nano赤外線ヒーター は、加熱プロセスをより速く、より効率的に、より安定させることができます。

赤外線加熱プロセスが用いられる主な理由

  • 非接触加熱
  • 高効率
  • 短い応答時間
  • 優れた制御性

赤外線加熱の導入事例

ガラスのUV-LEDスクリーン印刷の効果的な「後処理」、赤外線ヒーターで乾燥時間が10分の1に短縮

ガラス上のUV-LEDスクリーン印刷インキ、赤外線ヒーターによる効果的なポストキュア

Marabu社のUV-LEDスクリーン印刷用インキをエクセリタスノーブルライトの赤外線ヒーターで熱処理したところ、ガラスへの接着特性と耐傷つき性が向上し、乾燥時間も著しく短縮しました。

自動車合わせガラスのスクリーン印刷の乾燥速度と品質を赤外線で向上する方法

赤外線ヒーターによる自動車合わせガラスのスクリーン印刷の乾燥

自動車のフロントガラスは、素板の合わせガラス板から切断され、周縁部にマスキングである黒のセラミックカラーが形成され、乾燥されます。Fuyao社では長年、その乾燥用にエクセリタスノーブルライトの中波長赤外線ヒーターを使用していましたが、生産スピードと品質向上を目的として、同社のカーボンヒーターを採用することを決めました。

合わせガラスに使用される接着剤やゴムは、常に太陽光や紫外線光に晒されているため劣化が生じ、耐久性を保つことは容易なことではありません。実は、その黒い周縁部は、紫外線を遮光し劣化を防ぎ、耐久性をもたらしています。

赤外線ヒーターで装飾用塗料の乾燥プロセスの効率化を実現

装飾用塗料の乾燥プロセスの効率化を実現

イギリスのStoelzle Flaconnage社では、フレグランスをシンプルな容器に入れるのではなく、特殊な装飾仕上げを施した小瓶を使用しています。同社ではそのフレグランスボトルの装飾用に有機塗料を使用していますが、エクセリタスノーブルライトのカーボン赤外線ヒーターは、そのスプレー塗料の硬化時間の短縮化に貢献しています。また赤外線ヒーターユニットの導入により、設置面積の縮小化も実現しています。

赤外線ヒーターでガラス瓶の結露を除去し、効率の良いラベル貼りを実現

赤外線ヒーターでガラス瓶の結露を除去し、効率の良いラベル貼りを実現

ガラス瓶が涼しい保管場所から暖かい生産現場に移動されると結露が発生します。この結露はラベルの貼り付けなど、その後の工程に支障をきたします。赤外線ヒーターは瓶を迅速かつ的確に予熱することにより、この問題を確実に解決します。